自宅にパワースポットを造ろう!

◆パワースポットって何?
「パワースポット」という言葉は、欧米でニューエイジ・ブームと共に生まれたものです。 明確な定義はありませんが、「大地のエネルギーが特に強い場所」「地球と一体感を感じる場所」「宇宙と交信できる場所」などと言われます。 風水では、「気」と呼ばれるエネルギーが溜まった場所を「龍穴」と称し、こうした場所に住居を構えたり、都を築くと、幸運が舞い込み、経済的にも繁栄するとされます。 この「龍穴」を西洋風に解釈したものがパワースポットと言えます。 私はもっと単純に、「夢や希望をプログラミングする場」と考えています。 古代より、神殿や教会、神社などが築かれてきた場所の多くは、こうした特殊な「場」であると言われています。 ある土地の支配民族が代わり、宗教が変わっても、同じスポットに別の神殿が築かれる場合が多く見られます。 たとえ住む人間が変わっても、そこが特殊な「場」であることに変わりないからです。 何か願い事があるとき、私たちは何気なく神社や教会に行って手を合わせたりしますね。 これは理由のないことではありません。 近所にある寺社なども、程度の差こそあれパワースポット上に位置している場合が多く、そこが「幸運を呼び、願いを叶えやすい場」であるからです。手を合わせて祈る人の想いが、その場の波動と共鳴して増幅され、宇宙に放たれやすくなり、結果的に願いが叶いやすくなるのでしょう。 また、よくお参りに行って、神社のお札やお守りを買ってこられる方もいると思います。 こうしたモノは、パワースポットの波動を一定期間浴びているので、ご自宅に持ち帰っても、ある程度はその波動を放ち続けると考えられます。 もっとも、だからと言って何かお守りを買わなければならないわけではありません。 神社で売っているお守りって、ちゃちな玩具っぽいモノも多いですしね。

◆仏壇、神棚等の意味とは
さて、パワースポットを居住空間内に持ち込んだものが、実は仏壇や神棚などです。 先祖を祀り、別の次元とつながる場としての「祈りの場」。 家族にとっても精神的な支柱になっていたわけです。 昔はどこの家庭にも神棚や仏壇があり、台所には水神様のお札が貼ってあったりしたものですが、戦後の日本では住宅事情も相まって、なくなっていく傾向にあります。 人は毎日の生活に追われるだけでは中心部ががらんどうのコマのようになってしまいす。 時には回転を止め、自分のココロを見つめ、進むべき道をプログラムし直す時間が必要です。 けれど、ココロを落ち着けて精神を集中させる場がないと、やりようがないのですね。 そうした意味でも、パワースポットを造ることはとても意義深いことです。

◆パワースポットの造り方
場所的には、ご自宅の中心部(太極)がベスト。 ただ、無理があるようなら、自分が一番落ち着ける場所で構いません。 風水的には、東が出世運、東南が結婚運、西が金運、東北が財運とされていますので、目的に応じて場所を選んでも結構です。 その場合、太極とパワースポットに同じモノを置いておくとさらに効果的です。 たとえば、パワースポットにクリスタルを置いたら、太極にもクリスタルを置いておく。 お札を使うなら、両方の場所に同じお札を置くという具合です。 (太極を使う場合は、家の一番上がベストです) 場所が決まったら、パワースポットの中心に据えるものを用意します。 神社からもらってきたお札などでも結構ですし、信仰している宗教があるならそのシンボル(仏像や十字架など)。 特別な宗教がない方なら、自分の感覚にぴったりくる石を選んでください。 一般的にお勧めするのは、クリスタルの原石か丸球です。 クリスタルは浄化力が強く、水晶そのものを御神体にしている神社もあるほど。 ある種のエネルギー装置の役目を果たしてくれると考えられます。 原石の尖った先はアンテナのように人の想いを放ってくれるとされますし、丸球は人の想念を映し出すためイメージングや瞑想に効果的で、物事を丸く収めてくれるとされます。 あとは、自由に飾り付けして結構です。 「こうしなければならない」という規則はありません。 むしろ、あなた自身が自由な発想で、「こうすれば願いが叶うかも」という直感を大切にしてください。 ただ、もしイヤでなければ、キャンドル、お香、お水は添えて頂いた方がよいかもしれません。 キャンドルのゆらめく炎は人の意識を集中させてくれますし、お香の煙は(カマドの煙もそうですが)、人の願いを載せて世界中に運ぶとされます。 水は、「お水取り」という儀式もあるように、神聖なるものを呼び寄せるのです。 小さな容器で結構ですので、水は毎日取り替えて清浄さを保ってください

◆パワースポットの使い方
基本はイメージングです。 パワースポットの中に、夢が叶った自分が生きている姿をイメージします。 結婚運を上げたいなら、交際相手の写真を飾って二人で幸せな生活をしている姿をイメージしたり、合格したい大学があるなら、その大学の写真を飾ってそこで楽しく勉強している自分を想像してもよいでしょう。 将来マイホームを建てたいなら、夢の家を絵に描いて供えておくのも効果的。 あるいは単に「毎日幸せに生活していることを感謝します」と述べても構いません。 大切な点は、すでに願いが叶った状態のイメージを送ることです。 もしも守護石やブレスレットを持っているなら、家に居る間はパワースポットに置いておくと良いでしょう。 イメージングによって自分の願いをプログラミングしてから身に付けると効果的です。 外出する前にも、パワースポットで手を合わせ、「今日一日素晴らしく充実した日であることを感謝します」と述べて出かけると、ココロが落ち着きます。 私はいつも、自分を不必要な困難やトラブルに向かわせないように述べて出かけます。 と言うのは、私を含め多くの人は、本人も気づかぬまま、深層心理で自分を試練に遭わせるように仕向ける場合が多いからです。 それによって自分が成長できるという、根深い信念があるからです。 さて、最後に誤解のないよう書いておきますが、上記に述べたことは決して宗教的な儀式ではありません。 ご自分の好みや直感に従って、自由にアレンジした方が良いのです。 唯一、何かを信じなければならないとしたら、それは「自分を信じる」ということ、それだけです。

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